弔事の疑問

お坊さんに出すお茶菓子はどんなものがいい?最適な商品をご紹介!

法事は故人を偲び、供養する大切な儀式です。

法事の際に来て頂けるお坊さんには、お茶とともにお茶菓子を用意するのが基本的なマナーなのですが、

  • どんなお茶菓子を用意すればいいのかわからない

という声をよく聞きます。

そこで今回は、お坊さんに出すお茶菓子に適した商品をご紹介していきます。

お坊さんにお茶菓子を出さなければいけない理由

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品をご紹介する前に、そもそもなぜお茶菓子を用意しなければならないのか、その理由からみていきましょう。

法事の際に、お坊さんにお茶菓子を出す習慣は、主に日本の仏教の伝統に根ざしており、この慣習には下記のような意味が込められています。

  1. 敬意と感謝の表現
    お坊さんは法事で読経やお経を唱えることにより、故人の冥福を祈り、遺族を慰める重要な役割を担っています。
    お茶とお菓子を供することは、その労をねぎらい、感謝の意を示すための方法です。
  2. おもてなしと供養の精神
    法事は故人を供養し、その霊を慰める場でもあります。
    お坊さんにお茶菓子を提供することは、故人への供養の一環として、また集まった人々へのおもてなしの心からも行われます。

なんとなく意味はご理解いただけるかと思います。

「わざわざ来てくださってありがとうございます」という感謝だったり、おもてなしの気持ちが、そのまま目に見える形で表現されたということです。

家に来客があれば、お茶や、ちょっとした乾きものを用意するのが通例ですが、それと同じですね。

また、法事の際にお坊さんは、お経を読んで供養してくださいますので、喉の渇きを潤していただくためにお茶を出すという意味合いもあります。

お坊さんに出すお茶菓子どのようなものがいい?

お坊さんに出すお茶菓子ですが、具体的にはどのようなものがいいのでしょうか。

四つポイントがありますのでチェックしていきましょう。

和の心を感じる伝統菓子

お坊さんに出すお茶菓子のポイント一つ目は、和の心を感じる伝統菓子です。

法事のお茶菓子として、落ち着いた雰囲気の中で和を感じられる伝統的な和菓子はおすすめです。

例えば、小豆のこしあんを包んだ上品な最中や、ほんのり甘い味わいの干菓子は、静かな法事の雰囲気にぴったり合います。

また、抹茶の風味を生かした和菓子は、お茶との相性も良く、法要の際の精進料理とも調和します。

季節感を大切にした選び方

お坊さんに出すお茶菓子のポイント二つ目として、季節感を大切にしましょう。

法事の際は故人の命日や四十九日など、季節ごとに行われることが多いです。

春には桜を模った桜餅、秋には栗や柿を使った和菓子を選ぶなど、季節に応じたお菓子を選ぶことで、お坊さんへのおもてなしの心を表現できます。

アレルギー対応や健康に配慮した選択

お坊さんに出すお茶菓子のポイント三つ目は、アレルギー対応や健康への配慮です。

最近では、食物アレルギーへの配慮や健康志向が高まっています。

お坊さんに何がしかのアレルギーがある場合は、事前に確認を取り、対応可能なお菓子を用意することが望ましいです。

また、糖質控えめのお菓子や、体に優しい素材を使用したお菓子も、健康を気遣う心遣いとして有難いなと感じてもらえるはずです。

さらに、お出ししたお茶菓子を、お坊さんが持ち帰る場合を想定して、個包装になっているものを用意すると、より良いですね。

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品として、以下の五つが挙げられます。

  1. 栗きんとん
  2. きんつば
  3. 大福
  4. まんじゅう
  5. 最中

こちらもみていきましょう!

栗きんとん

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品一つ目は、栗きんとんです。

栗きんとんは、日本の伝統的な和菓子の一種で、特に秋から冬にかけてよく食べられます。

栗きんとんは文字通り、栗をふんだんに使い、甘く煮てペースト状にしたものです。

色は金色に近い黄金色をしており、見た目が美しいため、お祝い事や特別な日の料理としても用いられます。

お坊さんに出すお茶菓子としてももちろん使えますよ。

きんつば

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品二つ目は、きんつばです。

きんつばは、日本の伝統的な和菓子の一つで、小麦粉や砂糖、小豆の餡を主成分として作られます。

特に、その表面が焼かれていることが特徴で、きんつばの名前はこの金色に焼き固められた表面が「金鍔(きんつば)」に似ていることから名付けられたと言われています。

鍔は日本刀の柄の一部で、金で装飾されたものが多いことから、そのように名づけられました。

きんつばは、茶席や特別なおもてなしの場で供されることが多く、日本茶との相性が非常に良いとされています。

また、見た目が美しく、保存が効くため、贈答用としても人気があるんですよ。こちらもおすすめです。

大福

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品三つ目は、大福です。

大福は、日本の伝統的な和菓子の一つで、もち米を原料とした餅の中に甘い餡を包んで丸く形成したものです。

大福の名前は「大きな福を呼ぶ」という縁起の良さから来ています。

柔らかくて甘い味わいが特徴で、日本全国で愛されてますよね。

大福は日本のお祝い事や特別な日に食べられることが多く、その名の通り福をもたらすとされており、お正月や節分、ひな祭りなど、季節のイベントごとに合わせた大福が作られることがあります。

また、その柔らかさと甘さから、子供からお年寄りまで幅広い年齢層に愛されている和菓子です。

まんじゅう

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品四つ目は、まんじゅうです。

まんじゅうは、日本の伝統的な和菓子の一種で、小麦粉や米粉を主成分とした生地で、あんこ(主に小豆から作られる甘い餡)を包んで蒸し上げたお菓子です。

まんじゅうの起源は中国に遡りますが、日本に伝わった後、独自の進化を遂げ、多様なバリエーションが生まれました。

まんじゅうは、お茶のお供やおやつとして日常的に食べられるほか、祝事やお供え物としても用いられます。

特に、お月見やお盆などの季節の行事に合わせて食べられることが多いです。

お茶との相性は抜群ですので、お茶菓子として出すと喜ばれると思います!

最中

お坊さんに出すお茶菓子に最適な商品最後は、最中です。

最中(もなか)も、日本の伝統的な和菓子の一つで、もち米を原料とした薄く焼き上げた皮の間にあんこを挟んだ菓子です。

最中の名前は、この菓子の形が江戸時代の貨幣「最中銭」に似ていることから名付けられました。

最中はお茶請けとして、または贈答品としても人気が高い和菓子です。

見た目が美しいため、特別な日やお祝い事に用いられることも多く、季節の行事やお祭りなどで楽しまれます。

こちらもお茶菓子として人気の商品ですね。間違いないでしょう。

まとめ

お坊さんに出すお茶菓子に適した商品をみてきました。

故人を偲ぶ大切な儀式である法事に来てくださるお坊さんに敬意を払い、十分におもてなしをしましょう!