お坊さんは、通常、男性の僧侶や尼僧(尼僧は女性の僧侶)を指す日本語の言葉です。
しかし、現代の宗教や宗派によっては、女性が僧侶として修行し、お坊さんとして活動することが許容されている場合もあります。
また、日本国外の仏教宗派では女性のお坊さんも一般的で、女性がお坊さんとして修行を行うことは、特定の宗派やコミュニティに依存することがあります。
女性がお坊さんとして活動する場合、その宗派の規則や伝統に従う必要があります。
お坊さんといえば、どうしても男性社会的なイメージが強く、女性が住職になる方法は世間的にあまり認知されていません。
今日来るお坊さんは女性らしい。
珍しいですね。— ぽちぴー (@phochi_khux) February 4, 2024
2017年の宗教年鑑の調査によると、女性のお坊さんの人口は全体的に10%前後とされています(宗派によって差はありますが)。
ただ、これからの時代、女性のお坊さんはもっと増えるべきだと個人的には思います。
というのも、住職の主な仕事内容は、人々の悩みを聞き、抱えている問題を解決へと導くことにあるんですね。
平たくいうと、お坊さんとはカウンセラーに近い職業なのです。
お寺に訪れる相談者の中には、若い女性や子育て中のママさんも多く、男性僧侶には聞きづらいデリケートな悩みを抱えている方も多くいらっしゃいます。
その際に、相手が女性のお坊さんであれば、抵抗なく悩みを打ち明けることができるのです。
今回はこれから需要が高まるであろう、女性がお坊さんになる方法についてまとめました。
目次
女性がお坊さんになる方法をステップ式で紹介!
お坊さんになるための主な修行内容は?
女性にしろ、男性にしろお坊さんになるための基礎的な修行の内容は、主に以下の三つです。
- 読経
- 写経
- 座禅
順にみていきます。
読経
お坊さんの修行の内容一つ目は、読経です。
読経とは、仏教徒が経典を読唱することです。
経文を読み上げることによって、仏の教えを理解し、実践すること、そして仏の功徳を積むことが読経の目的です。
写経
お坊さんの修行の内容二つ目は、写経です。
写経は、仏教の修行の一つとして、古くから行われてきました。
写経の効果としては、以下のような点が挙げられます。
- 心を落ち着かせる
- 集中力を高める
- 忍耐力を養う
- 字が上達する
お坊さんが写経をする理由は、これらの効果を期待するだけでなく、仏教の教えを深く理解し、実践することによって、悟りへと近づくためです。
毎日少しずつでも続けて行うことで、心と体の健康に役立つだけでなく、精神的な成長にもつながるのだと思います。
座禅
お坊さんの修行の内容三つ目は、座禅です。
座禅は、仏教の修行のひとつであり、精神統一や瞑想を行うための方法で、悟りを開くために必要不可欠なものです。
座禅には、集中力の向上・ストレスの軽減・自律神経のバランスの調整といった効果があるとされ、これによって、雑念や煩悩を払拭し、心を澄ませることができます。
人が生きていく上で感じるストレスや負の感情に振り回されないようになるわけですね。
また、座禅は、自らの内面と向き合うための機会にもなります。
これにより、自己の成長や悟りへの道を歩むためのヒントを見いだすことができると考えられています。
このように、座禅は、仏教徒にとって重要な修行であるということです。
まとめ
女性がお坊さんになる方法をまとめました。
お寺の中には、女性のお坊さんのみで構成された尼寺もあります。
そこで勤務する女性たちは、救世(世の救済)のため日々精進しています。
寺院の経営者たる女性住職ともなれば、そこに至るまで数十年単位の勤務歴が必要です。
加えて、お寺の業務には就業時間が存在しません。
お葬式の依頼が突然来たりしますから、たとえ夜間であっても対応しなければなりません。
以上のように、女性がお坊さんになる道のりは、私たちが想像するより遥かに険しいと言えます。
人生そのものが修行と言っても過言ではありません。
仏事にあたることは、忍苦(嫌なことに耐えること)の連続なのです。